東海大相模が集中打で桐光学園を下し、ベスト4進出を決めた。

両チーム無得点の3回、桐光学園先発の法橋を捉えた。2死二塁から3番中村龍之介外野手(2年)の左前適時打で先制。4番金本貫汰内野手(2年)が右翼線への適時二塁打を放つと、5番長尾幸誠外野手(3年)も右前適時打で続き、一挙3点を先制した。

4回も犠飛で追加点を挙げると、5回には長尾が左翼席へソロを放ってリードを広げた。終盤7、8回にも着実に加点。12安打8得点と攻撃力の高さを見せつけた。

守っては今大会初登板の先発となった福田拓翔投手(2年)が、140キロ台中盤の直球を軸に6回で10三振を奪い、2失点で試合をつくった。「まっすぐで抑えてチームに流れをつけることが大事だと思っていた」と言葉通りのピッチングだった。

7回からは身長194センチの超大型左腕の藤田琉生投手(3年)が登板し、リードを守り切った。

東海大相模は5月3日、横浜スタジアムで横浜との準決勝に臨む。原俊介監督(46)は「頑張ります」と笑みを浮かべ「どの学校も強いので、自分たちの力を出していくというところに終始したい」と意気込んだ。