元プロを父に持つ国学院久我山(西東京)の“ジュニアコンビ”が、初戦突破に貢献した。
エース川越昂太郎投手(3年)の父は、元オリックス、ロッテで活躍し現ソフトバンク投手コーチの川越英隆氏(51)だ。177センチ、79キロ。父親譲りのどっしりとした下半身で力強い直球を投げ込み6奪三振。5回途中で降板も、4回まで毎回の三振を奪った。
巨人、日本ハムで活躍し、現巨人打撃コーチ・矢野謙次氏(43)の息子の矢野丈太郎外野手(3年)は、中堅守備でチームを助けた。5-2と勝ち越した直後の7回。2死二、三塁のピンチで、中前に落ちるかという当たりをダイビングキャッチ。「守備に一番自信を持っている」と、50メートル走6秒の脚力で流れを渡さなかった。
次のステージを見据えて、春季大会後から木製バットを使用している。最後の夏は「木製で練習してきた成果を公式戦で見せたい」と意気込んだ。
「よく似ていると言われます」という父は、代打の切り札として活躍した。「1打席に対する集中力を尊敬しています」。父譲りの元気と明るい笑顔で、チームを夏の聖地へ導く。【佐瀬百合子】

