9年ぶりに夏の甲子園出場を目指す早実(西東京)が、延長10回タイブレークの末に4回戦進出を決めた。3月末に左肘を痛め、約2カ月間ノースローの左腕エース中村心大投手(2年)が1人で投げ抜き、明大八王子を6-4で破った。

投げられなかった期間はフィジカル強化、「球が抜ける癖があって」とフォームの修正に時間を充てた。投球再開は6月初旬で、練習試合も最長で4イニングまでだった。「チームに迷惑かけているのは自分でも自覚していて」。この日は163球の完投で、チームの勝利に貢献した。

和泉実監督(62)も球数が増え「不安はあった」と話す中、背番号1は最後までマウンドに立ち続けた。だが本人はまだまだ納得はしていない。「次の試合はしっかり自分が流れを作れるように頑張っていきたい」。帰ってきた頼もしいエースが、15年以来の聖地へ突き進む。【水谷京裕】

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