春夏通じて初の甲子園を目指す福岡大若葉が、昨夏県準優勝のシード校・東筑を7-1で下し、創部6年目で初のベスト8を決めた。1年生左腕、川村隆之祐投手が高校入学後の最長イニングとなる6回0/3で85球を投げ、5安打1失点で学校史を塗り替えた。

高校では、練習試合を含めて完投はない。2、4回戦で先発も2回で交代した。だが、大一番で重責を果たした。主体性を重んじるチームカラー。選手間で話し合い、相性を考えた川村のロング登板がはまったという。165センチ、62キロの小柄な体を躍動させ、130キロ台の直球で丁寧に内外を突いた。スライダー、チェンジアップ、カーブでも翻弄(ほんろう)。「最後まで投げたかったが、最後はバテた。次はスタミナをつけて行きたい」という全力投球だった。

川村のリズムのよさが、怒濤(どとう)の攻撃につながった。主将の藤川純乃介内野手(3年)が「テンポが良かった」と4、5回に集中攻撃をかけ、一気7得点。チームで決めたテーマ「夢中になってやる」を一丸で実践した。シード校の九州産戦に続くジャイキリを成し遂げた。【菊川光一】