<高校野球福岡大会:西日本短大付5-2福岡大大濠>◇24日◇決勝◇北九州市民

柴田の目に涙はなく、プロ志望届を明言した。

「はい。出します。今日の課題を次につなげていきたいです」

プロ注目の最速149キロ右腕で、打っては高校通算19本塁打。投打の二刀流で注目を集め、この日は「4番投手」で先発出場した。

だが、2回1/3を6安打1失点でノックアウト。1-0の2回に1死から4連打を浴びるなど打ち込まれた。3回1死二塁で無念の途中降板。その後は一塁に就き、バットでは2安打1打点と気を吐いたが反省ばかりが口を突いた。

「自分がチームを勝利に導くことができなかった。やっぱり抑えないといけなかったと思います」

同校は毎年のように優勝候補に挙がるが、夏の甲子園出場は89年を最後に遠ざかる。涙を流すナインもいたが、毅然(きぜん)とした表情を貫き、胸を張った。

「自分たちの完敗。でも、できることはすべてやってきたつもりなので。そこは悔いとかはない。こういう大事な場面でチームを勝たせられる選手になっていきたい」

九州NO・1右腕は敗戦を糧に、プロでのさらなるスケールアップを目指す。【佐藤究】

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