第106回全国高校野球選手権(甲子園、7日開幕)の開幕前日となった6日、開会式リハーサルや監督対談を行った。南北海道代表・札幌日大の高橋諒太捕手(3年)が8日の初戦の相手、京都国際の小牧憲継監督(41)から警戒する選手として名前を挙げられた。札幌日大・森本琢朗監督(43)もキーマンに指名。初出場初勝利への鍵を握る。

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札幌日大の高橋が照れた。開会式リハーサルに参加後、京都府内と兵庫県内で計4時間の2部練習を行った。対戦校同士の監督対談で両チームが高橋の名前を挙げたと知ると「言ってもらえるのはありがたいけど、変に意識することなく。南北海道大会以上の力を出そうとしても、すぐに技術が上がるわけじゃないので」。舞い上がることはない。

京都国際の小牧監督は「小熊君をうまく操縦しているのが捕手の高橋君だと思う」と、リード面を評価。「捕手の子を打たせてしまうと、配球面でもリズムが出てくる」と、打撃面でも注意を払う。森本監督はチームのキーマンを聞かれて「守備からリズムを作る上では、高橋が一番大事になってくると思う」。守備の要への信頼は厚い。

エース小熊のテンポの良い投球を引き出し、チームに流れをもたらす。高橋は「暑さもあると思うので、無駄球をなるべく減らすように。しんどそうだったらペースを下げたり」と、本番をイメージする。小熊からは「高橋がポンポン返球してくれるので、それに合わせて」と信頼されており、あうんの呼吸で相手を封じる。

京都国際のエースも左腕。攻略方法を探る。「守備も堅いし、簡単に点を取れるような相手じゃない。ローゲームになると思うので、しっかりものにできるように」と試合展開を予想する。初めての聖地での試合。「2時間って短い時間。集中してやっていきたい」。高橋の出来が試合を左右する。【保坂果那】

○…監督対談で札幌日大・森本監督も相手捕手を警戒した。京都国際の奥井颯大捕手(3年)は県大会で5番を任され、チーム最高タイの4割2分9厘をマークしている。同監督は「捕手の子が中心になっている。そこを何とか封じ込めることができれば」と話した。勝利へのポイントとして「先制点。まず1点目を自分たちが取らせてもらいたい」と思い描いた。