今夏北北海道代表として9年ぶりに甲子園に出場した白樺学園が、帯広緑陽との開幕戦に登場し、完封勝ちで初戦を突破した。5回まで相手の横手投げ右腕の攻略に苦しんだが、6回1死一塁、3番の上一颯(じょう・いっさ)内野手(2年)が左中間への適時三塁打を放ち先制すると、この回2得点。7回にさらに2点を追加してリードを広げた。

亀田直紀監督(37)は「初戦は苦しい試合になるだろうと思っていたので、我慢強く戦おうと思った。何とか失点ゼロで終われて良かった」と振り返った。

甲子園1回戦創成館戦(0-1)に出場した5選手が先発に並んだ。上もその1人。「6番遊撃」で先発したが3打数無安打だった。悔しさをバネに成長を誓った。「甲子園であまり結果を残せなかった。二、三塁とか得点圏に走者がいることを意識して、自分にプレッシャーを与えながら打席に入るようになった」。打席ではスタンスを一足分ほど広げ、踏ん張れるように意識。走り打ちが改善され、新チームで打順は3番を任される。

先輩のサポートを力に変える。引退した3年生が練習を手伝う。20日にプロ志望届を提出した前エース半沢理玖投手(3年)も打撃投手を務める。「半沢さんに投げてもらっているので、自信を持って打席に立てる」と上。好投手相手に練習を積み、打撃を磨く。

前夜に寮でチームおそろいの丸刈り頭にして臨んだ秋初戦。20年連続の地区予選突破と2季連続の甲子園がかかる。「夏甲子園に行けたのも3年生のおかげ。2年生が多く試合に出ていたからと言って絶対に勝てるという保証はない。1勝1勝積み重ねて成長できればいい」と誓った。【保坂果那】