長嶋茂雄さんの母校・佐倉が、8回コールドで初戦突破を決めた。
1-1の同点で迎えた5回に打線がつながった。2死二塁から「少しでもいい形で後ろに回そうと思って打席に立った」と新舘由規捕手(3年)が右前適時打を放つなど一挙4得点を奪い勝ち越しに成功。6-2と4点リードの8回には4番斎藤慶明内野手が「1本出したかった」とダメ押しの2点適時三塁打を放つなど4点を追加しリードを広げた。
巨人終身名誉監督の長嶋さんが6月3日に亡くなってから初めての夏。注目の一戦に一塁側応援スタンドも大盛り上がり。駆けつけたOBのなかには元巨人の山岡勝さんの姿もあり、多くのファンがミスターへ弔いの勝利を見届けた。
母校OBでもある奥村武広監督(62)は「白星を届けたかった。よくやってくれた」と選手たちをねぎらった。
◆長嶋茂雄氏の高校時代 佐倉一(現佐倉)3年の53年夏は主将で4番、遊撃手。当時の甲子園切符は千葉県勢と埼玉県勢で南関東代表1枠を争った。千葉県4強の佐倉一は南関東大会1回戦(大宮公園)で熊谷に1-4で敗れたが、長嶋は6回に福島郁夫(元東映)からバックスクリーンへ特大本塁打。巨人の若林スカウトも観戦した試合で、高校公式戦唯一のアーチを放った。

