修徳が4年ぶりに準決勝進出を果たした。エース築田駈翔投手(3年)が、投打の活躍でチームをけん引。初回に先制を許しながらも、尻上がりに調子を上げ、10安打を浴びながらも3失点完投で試合を締めた。
「体幹トレーニングなど、冬からやってきたことの成果が出たと思う。秋より球速も3、4キロ上がっている」と胸を張る。自己最速は143キロをマーク。カットやスライダーで打者のタイミングを外した。
打っては、2回1死三塁から左前適時打を放ち、試合の流れを引き寄せた。「中学の時は4番だった。バッティングは得意です」と自信をのぞかせた。
昨夏の悔しさも背負って臨んだ。準々決勝で関東第一に敗れた一戦で、築田は7回からマウンドに上がり、2回を無失点に抑えた。同じチームで戦った1学年上の兄・駿翔(はやと)投手(中央学院大1年)の悔し涙は、今も忘れていない。この日の試合前に「全力で投げてこい」と兄から託された言葉を胸に、チームを4強へ導いた。
野球一家で育った。父、兄に加え、妹も野球経験者。母や祖母にも日々支えられてきた。「家族みんなに支えられてここまで来た。恩返しがしたい」と感謝を込めた。12年ぶりの聖地へ。修徳のエースが、力強く道を切り開いていく。

