社会人野球ジェイプロジェクト二岡智宏監督(49)を父に持つ青山学院(東京)の二岡択実投手(3年)が10日、同校で行われた卒業式に出席した。
中等部を含めた6年間通った学びやに別れを告げ「良い時も悪い時も楽しく生活できましたし、右肘を手術した高2の辛い時とか(高校2年のクラスの)209、(高校3年のクラスの)309のクラスメートたちがみんな僕のことを支えてくれた。学校でも素でいることができた」と感謝。
卒業後の進路は「アメリカの大学で野球を続けます」と明言した。
内部進学先の青学大硬式野球部は、東都大学野球リーグ6連覇と明治神宮大会2連覇中の超名門。各学年10人余りの少数精鋭で知られ「今の自分の実力的に入ることすら難しかったので、新しいステージで野球に挑戦したいと思いました」と米大学へ進む理由を説明。2年制大学からスタートし、超ハイレベルな全米大学体育協会(NCAA)ディビジョン1所属の4年制大学へのステップアップを狙う。
渡米前は筋トレと週1~2度の野球特化型パーソナルジムで準備していく。現在の身長は180センチ、体重74キロ。父顔負けのスタイルの良さが目を引くが「アメリカ人は体がでかいので、そこに負けないように体を大きくするのが一番の目標。渡米前までに、筋肉も付けながら80から85キロに体重を持っていきたい」とスケールアップする。高校時代に続いて投手を志し、追い求めるのは最速150キロの本格派だ。
開催中のWBCでは「落ちる系のボールは海外のバッターにすごく有効だと思いました。僕も落ち球を覚えないと」と意欲は尽きない。そして「みんなにバカにされるかもしれないですけど、将来侍ジャパンに選ばれるような選手になりたい。目標はデカければ、デカいほどいいと思ってます。まずは大学日本代表に選ばれるような選手にはなりたい」とわが道を突き詰め。
夢のプロ入りへ。巨人と日本ハムで活躍した父と同じ舞台を目指す。【平山連】
◆二岡択実(におか・たくみ) 2007(平成19)年6月10日、東京都品川区生まれ。巨人、日本ハムで活躍した二岡智宏氏を父に持ち、小3の時に御殿山ファイターズで野球を始め、青山学院中等部では大森ホワイトスネークスでプレー。小中は内外野が本職だったが、同高等部ではチーム事情から投手へ転向して1年夏からベンチ入り。エースとして臨んだ3年夏の東東京大会は3回戦敗退したが、自身は2試合で8イニングを投げ1失点。好きな選手はマーリンズに所属した故ホセ・フェルナンデス。180センチ、74キロ。右投げ右打ち。

