花咲徳栄(埼玉)が智弁学園(奈良)に大逆転負けを喫し、初の4強入りを逃した。

初回から先制攻撃を決め6点、2回には2点を挙げ8点を挙げたが、徐々に点差を詰められ、5回、1点を返され8-7、2死一、三塁から4番手としてエース黒川凌大投手(3年)がマウンドに上がったが、智弁学園打線の勢いは止められず。適時二塁打で逆転を許し、6回も3失点。ここまで2試合で10安打2失点の絶対的エースが、苦しい展開を強いられた。

黒川は最後までマウンドで強気に投げきった。プロ野球選手の夢を抱き、上三川ボーイズから花咲徳栄への入学を決めた。1年春、入学後の練習試合では、抑えで登板するも、敗戦を繰り返した。「初めて野球を辞めたいと思いました」と、振り返る。それでも、同級生、そして元柔道家の母琴美さん(58)に歯を食いしばり、強いメンタルを身につけた。

どんなに劣勢でも負けない。徳栄のエースとして。智弁学園の猛攻に立ち向かった黒川は、大舞台でまたひとつ強くなり、夏の甲子園を目指す。

◆大差逆転勝ち 甲子園では過去2チームが記録した8点差が最大点差。97年夏1回戦の市船橋は文徳戦の3回表終了時に1-9とされたが、6回裏に一イニング10点を入れるなどの反撃で最終的に17-10と7点差をつけた。14年夏1回戦の大垣日大は藤代戦の1回表に8失点もあきらめず、最終スコア12-10で勝った。センバツでは7点差逆転勝ちが最大点差で01年常総学院(対南部)など過去3例ある。

【センバツ】準々決勝 智弁学園-花咲徳栄ほか 第1試合は中京大中京が勝利/速報中