10年ぶり2度目のセンバツ制覇か、春夏通算10度目の甲子園優勝か-。春の甲子園を彩る球児たちの熱戦はいよいよ大詰めを迎え、残りは決勝戦のみの1試合。近畿勢同士の決勝は22年大会の近江ー大阪桐蔭以来の4年ぶりだ。
智弁学園の注目は、エース杉本真滉(まひろ)投手(3年)だ。20日の1回戦・花巻東戦(129球)、25日の2回戦・神村学園戦(143球)、27日の準々決勝・花咲徳栄戦(89球)、29日の準決勝・中京大中京戦(137球)の4試合で合計35イニング、498球を投げた。防御率は0・26と圧倒的な成績を残し、10年ぶりの決勝行きの立役者となった。
杉本は準決勝で最後の打者の打球が左すねに当たるアクシデントもあったが「腫れたりもしていませんし大丈夫。全然いけます」と登板には問題ない様子だ。1週間に500球以内の球数制限が設けられていることから131球が上限だが、杉本は「全部投げるつもりでいきます」と意欲十分だ。
対する大阪桐蔭は12年(7-3光星学院)、17年(8-3履正社)、18年(5-2智弁和歌山)、22年(18-1近江)と過去4度の決勝はいずれも勝利しており、勝負強さは抜群だ。
今大会は1回戦・熊本工戦こそ4-0の完封勝ちを収めたが、2回戦以降はいずれも1点差ゲームを制してきた。打線をけん引するのは「4番DH」谷渕瑛仁(えいと)内野手(3年)。1本塁打5打点と中軸の役割をきっちりこなしてきただけに、大一番でも活躍が期待される。
投手陣では最速153キロ右腕の吉岡貫介投手(3年)と、192センチの大型左腕の川本晴大投手(2年)が控え、チーム打率3割5厘の智弁強力打線を迎えうつ。

