高校野球で「7イニング制」の導入に関する議論が注目を集めている。日本高野連の検討会議からは酷暑対策などを理由に「2028年の採用が望ましい」などの提言は出たが、現時点で正式に決まっていることはない。アマチュア球界の大改革について、国会議員、公立校監督、現役中学生とさまざまな立場の人たちの意見を聞いた。

    ◇   ◇   ◇

もし日本高野連の検討会議が提言した「2028年から全ての公式戦で7イニング制」採用が正式に決まったら、今春に入学してきた高校1年生から影響を受ける。今年3月、東京都内の強豪硬式シニア「練馬北シニア」へ取材に訪れると、協力してくれた当時中3から小6までの4学年計55人はいずれも7イニング制導入に反対を表明した。

主な意見では「学校でも結構話題になります。7イニングになったら出られる時間が減っちゃうのかな」という心配の声や、「8回や9回の終盤で聴くジョックロック(智弁和歌山のチャンステーマ)が好きだったのになぁ」とファン目線の回答も。今春から強豪私立に進む選手の1人は「僕は高卒からプロに行きたいと思っていますが、もしも7イニングしか経験せずにプロに行った時にどんな影響が出るんだろう」と回答。将来の進路を見据えて、9回制を維持してほしいという意見が多く目立った。