昨夏8強の福島成蹊が、あぶくま柏鵬・石川の連合チームを相手に20安打23得点と打線が爆発。5回コールドで初戦を突破し、田村との2回戦に弾みをつけた。昨秋に就任し、夏は初采配の斉藤晃平監督(34)は聖光学院の出身。高校時代のチームメートで、同校の外部コーチを務める元楽天投手・横山貴明氏(35)も監督をサポートする。

勝ちを知る監督は、投打がかみ合った大勝でも浮かれることはない。「どんな試合も簡単ではないと、選手に伝えて臨みました。こういう結果で非常に良かった」。試合後の顔は引き締まっていた。

斉藤監督の戦う姿勢は高校時代に培われた。聖光学院の選手として、09年夏の甲子園に主力で出場。「技術が劣っていても、やってきた練習や取り組む姿勢で自信がついた」と、福島成蹊の選手たちにも自身の成功体験を注入する。

相棒の存在も頼もしい。高校時代のチームメートでプロの世界も知る横山氏が、24年から外部コーチとして指導。盟友と同校の縁をつないだ。「僕たちは聖光学院がどれだけ難しい指導をしているのかを知っています。無理に近づくようなことをせず、自分たちらしくチームを作っていきたい」。監督とともにチームの未来を見据える。

互いに勝ち上がれば、母校との対決は準々決勝となる。斉藤監督は「選手が物おじせずにプレーできるためのアプローチはしていきたいです」。一戦必勝。その先に強敵が待っている。【田口元義】

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