横浜が2年生の力で4強入りを決め、県内連勝記録を「37」に伸ばした。

3年生ともう1度、甲子園に戻って絶対に勝利する-。大会前、必勝祈願に行った神社で学年ごとに七夕の短冊に願いを込めた。川上慧内野手(2年)は「2年生みんなで集まって、こうを書こうと決めたんです」と、明かした。どんな時も3年生を支える。その思いが準々決勝の舞台で輝いた。

先発のマウンドに立った2年生左腕・小林鉄三郎投手が、最初の打者に投じた1球目の真っすぐは自己最速、150キロを記録。その後も力強い真っすぐを軸に3安打無失点で後ろにつないだ。「真っすぐの質を求めてやってきた。150という数字は本当にうれしいな、という気持ちはあります」。自然と笑みがこぼれた。「今日は自分が先発でつないでいこうと話していた。織田さんは、なるべく休ませてあげたい。そういう気持ちがあったので。自分にできること。しっかり投げて抑えることができました」と胸を張った。

攻撃では初回、2死満塁から6番安食琥太郎外野手(2年)の走者一掃の中越え三塁打で先制。6回には川上慧内野手(2年)の中越え2ランなどで4点を挙げ試合を決定づけた。川上は「3年生ともう1度、甲子園に戻って勝利したい。その中で自分がトップに立ってチームを引っ張って、3年生を支えようと思っています」。3年生との絆が生んだ、チーム力だった。

全国では強豪校の敗戦が相次ぎ、各県で波乱が起きている。そんな中で、横浜は順調に4強入りを果たした。村田浩明監督(40)は「県によって日程も違うし相手も違う。ただ、神奈川は甘くない。神奈川を勝つために、今日も小林を投げさせた」と、振り返った。選手層の厚さ、そして選手の思いをひとつに今夏のチームスローガン「全戦戦力」そのままに1つずつ勝ち進む。

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