<高校野球宮城大会:東北7-0石巻工>◇16日◇3回戦◇Kスタ宮城

 東日本大震災で大きな被害を受け、今春の選抜大会には21世紀枠で出場した石巻工が、東北に0-7でコールドゲーム負けした。

 1回に3点を奪われ、その後は何とか得点のチャンスをうかがったが、力の差を埋められなかった。最後の打者は春の甲子園で選手宣誓した阿部翔人主将。スタンドの声援は最高潮に達したが、三振に終わった。

 試合後、選手はベンチで泣き崩れた。阿部翔主将も「3年間あっという間だった。もっと石巻工のユニホームを着て仲間と野球をやりたかった」と涙ぐんだ。