<高校野球宮城大会:東陵3-2仙台商>◇18日◇4回戦◇Kスタ宮城

 仙台商が逆転負けを喫した。2回にスクイズで先制、5回には3番米将吾投手、4番小林翔捕手(ともに3年)の連打で追加点を奪って主導権を握った。しかしその裏、先頭打者の打球が米の左足を直撃。治療を施してマウンドに戻ったがこの回2点を奪われ、続く6回には逆転を許した。8回3失点、82球で投げ抜くも、9回には1死一、二塁から二ゴロ併殺打に倒れた。

 3回戦で双子の兄である恭汰遊撃手(3年)がいる泉松陵を破っていた米は、兄弟の夢である甲子園出場を果たせず号泣。「負けたのが信じられないですし、終わった気がしないです。(兄には)申し訳ないとしか言えないですね」とうつむいた。