<高校野球徳島大会:徳島商3-2生光学園>◇27日◇決勝

 延長13回、3時間22分の激闘を制したのは徳島商だった。2-1の9回に追いつかれ、延長戦へ。13回に先頭打者が右中間二塁打を放ち、犠打で1死三塁。そこから生光学園は満塁策を取ったが、押し出し四球でサヨナラ勝ちを収め4年ぶり23度目の甲子園切符を手にした。13回183球を投げきったエース龍田祐貴(3年)が2失点完投の活躍でサヨナラ勝ちを呼んだ。森影浩章監督(48)は徳島商OBで甲子園出場。08年センバツでは小松島(徳島)の監督として出場したが「母校での優勝は格別」と、感慨深げだった。

 ◆徳島商

 1909年(明42)に創立の県立校。設置学科はOAビジネスなど6コースから成る総合情報ビジネス類で生徒数は885人(女子586人)。野球部は創立と同時の創部で部員数は57人。甲子園は春19度、夏は23度目の出場。主なOBはタレント板東英二、ブレーブス川上憲伸。所在地は徳島市城東町1の4の1。瀬尾寛校長。

 ◆Vへの足跡◆1回戦8-0那賀2回戦12-3海部準々決勝9-4富岡西準決勝2-1小松島決勝3-2生光学園