<高校野球静岡大会:静岡商3-2静清>◇25日◇準決勝◇愛鷹球場

 静清の6年越しのリベンジはならなかった。静岡商とは07年の準決勝でも対戦し0-3で敗れていたが、今回も延長14回に敗れた。

 温存したエース米田篤人(3年)を4回表無死一塁の場面で起用。2失点したが5回に1点を返し、9回2死から追いついた。勝ち越された延長14回裏、先頭の柘植亮佑(3年)が出塁すると2安打の3番石川智樹(3年)が送りバント。4番の米島宏祐(2年)の打席で三盗を狙ったが三振併殺で試合が終わった。米島は「ベンチに入れない3年生もいることを考えると責任感は大きかった」と涙を流した。金城成久監督(49)は「得点圏に走者を進めて1死三塁を作りたかった。持てるものは出し切ったと思う」と振り返った。