<高校野球兵庫大会>◇14日◇2回戦

 ヤクルト元監督、古田敦也氏(44)の母校、川西明峰が8回コールドで初戦を突破した。エース森田将史(3年)が8回1死まで失策による走者1人を出しただけの準完全投球を続け、神戸高塚に7-0で快勝した。雨による足場の悪さにも負けず、終盤まで快投。8回1死から連打されて明峰中3年時以来の無安打無得点試合も逃し「(打たれて)仕方ない球でしたが、スコアボード(の無安打は)目に入っていたんで」と悔しさはありあり。だが1死一、二塁から後続を断ち、その裏のサヨナラコールドを呼び込んだ。

 「明峰少年野球クラブ」に所属していた小学6年時、少年野球教室で現役時代の古田氏の指導を経験。「丁寧でわかりやすい指導だった」と好印象を持った。今では高校の先輩と後輩になり「恥ずかしくない試合を1戦1戦続けたい」と励みにする。【堀まどか】