<高校野球岐阜大会>◇19日◇3回戦

 投打の歯車ががっちりかみ合った大垣日大が、7-0で岐阜聖徳大付に圧勝した。初戦に続き7回コールド勝ちし、4回戦に駒をすすめた。

 1回裏、大垣日大は3番渡辺絢実内野手(3年)のタイムリー二塁打などで3点を先制。援護を受けたエース葛西(かっさい)侑也投手(2年)は、猛暑の中7回を投げ切り2安打無失点。「初戦の時より、ボールが低めに集められました。これからもっと調子を上げていきたいです」と満足顔で言った。

 試合中、ベンチの中でも終始にこやかだった阪口慶三監督(66)は「ベンチにいて選手の勢いと気迫を感じた。これ以上ない野球です」と選手たちを手放しでほめた。上位、下位ムラなく打った10安打にも「上に行くには、コレが大切なんです」と頂点へ向け手応えを感じた様子。ライバルは?

 という問いに「県岐阜…」と言いかけて思わず口を閉じたが、視線の先には、しっかり宿敵を見据えている。