4月末から新たにドジャース取材に加わった滝沢徹郎(たきさわ・てつろう)カメラマン(通称タッキー)が、メジャーリーグの空気感や現地の熱気、大谷選手の魅力を、初取材ならではの視点で伝えていきます。アメリカで見る野球の風景と選手のさまざまな表情を、写真とともにお楽しみください。
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初めてのビジター取材はアトランタから。
ロサンゼルスからアトランタへの移動中、飛行機で隣りの席になったのは、プエルトリコ出身のエンリケ・ロメロさん。ロサンゼルス在住のようで、年齢は聞けませんでしたが、日本ならシルバー割引が適用される世代でしょう。
「どこから来た? 日本か。昔、うちに日本人がホームステイしてたんだよ」
そう言いながら、フライトレコーダーの画面を指差して、「魚釣りはやるか? この辺の海ではイエローフィンツナ(キハダマグロ)が釣れるんだ」と、気さくに話しかけてくれました。
私が「メジャーリーグの取材に行くんです」と伝えると、目を輝かせてこう言いました。
「オオタニはスーパースターだ!」
さすが大谷さん、「OHTANI」は世界共通語ですね。
さらにエンリケさんは、「ドジャースのエンリケ・ヘルナンデス(キケ・ヘルナンデス)は知ってるか? 私の名前もエンリケだ。もし会ったら、よろしく伝えてくれ」と、ちゃっかり無茶振りまで(笑)。
早朝のフライトで睡眠不足の私は寝るつもりだったのに、楽しい会話のおかげですっかり元気になりました。
ちなみに、ドジャースタジアムでキケ・ヘルナンデスが登場すると、声援がひときわ高まります。プエルトリコ出身の陽気なカリビアンは、現地でも人気者です。
アトランタ空港でハグして別れた時は、少し寂しくなりました。エンリケおじいちゃん、これからもずっと、野球を楽しんでくださいね。【カメラマン・滝沢徹郎】(ニッカンスポーツ・コム/MLBコラム「タッキーのWEEKLY SHO!Time!!」)





