エンゼルス大谷翔平投手(25)は、4打数無安打で打率は2割8分7厘に下がった。今年のMLB球宴でMVPとなった右腕ビーバーにねじ伏せられ、107球で完投を許した。

1回の第1打席は2ストライクと追い込まれてからワンバウンドのスライダーにバットが止まらず、空振り三振。4回の第2打席は低めのスライダーに今度はバットを合わせたが、遊撃正面のゴロで凡退した。

第3打席は2ボールからの内角直球に詰まらされ、二ゴロ。第4打席は見逃し三振だった。

チームはア・リーグ中地区2位のインディアンス3連戦で3連敗。7月31日のタイガース戦から4連敗となり、借金1となった。

この日、主力野手のシモンズが左足首の捻挫、ルーキーで4勝を挙げていた右腕キャニングが右肘の炎症、8勝を挙げていたペーニャが前日の試合で右膝の靱帯(じんたい)を痛めて負傷者リスト入りした。7月中旬はプレーオフに進出できるワイルドカード獲得を視界に捉えていたが、最近10試合で2勝8敗と失速。踏ん張り時となっている。