ケンドール・グレーブマン投手(28)が25日、マリナーズと1年150万ドル(約1億6000万円)で契約を結んだ。2021年については球団オプションで、バイアウトの際には50万ドルが支払われる。

マリナーズは現行の30球団中で唯一、ワールドシリーズ進出を果たしたことがないチームで、ポストシーズンにたどり着いたのは2001年が最後となっている。しかしグレーブマンは「この球団が勝利する手助けとなり、プレーオフ進出の力になるために加入したいと思う。ワールドシリーズに出たことのないチームにだってそれは可能だ」とコメント。言葉には力があるとし、ポストシーズン進出に向けて意欲を語った。

グレーブマンはアスレチックスに所属していた2018年5月11日を最後に、メジャーでは投げていない。同年7月にトミー・ジョン手術を受けてシーズンが終了し、その後カブスと1年契約を結んだ。カブスではマイナーで2試合のリハビリ登板を行った。

グレーブマンは今季を振り返り、「自分自身と肘について学び、成長する年だった」と述べ、「2週間前からボールを持ち始め、軽い投球を行っている。調子はいいし、肘の具合もいい。復帰して戦えることにワクワクしている」と話していた。(AP)