新型コロナウイルス感染拡大の影響で、米国の野球バット老舗ブランド「ルイビル・スラッガー」が経営危機に直面していると、24日までに米メディアが報じた。

すでに工場の操業を停止し、171人の従業員を一時帰休。残る従業員を減給としている。国が提供する支援制度に申請したが、認可されなかったという。

同ブランドは100年以上の歴史を持ち、ベーブ・ルース、ハンク・アーロン、デレク・ジーターら球界の歴史を彩ったスターが数多く愛用してきた。現在は、年間200万本の木製バットを製造し、MLBの選手には年間5万本を提供。MLBの開幕延期が長引けば、在庫の材木が傷むなど損失が拡大し、さらに厳しい状況に追い込まれる。