エンゼルス大谷翔平投手(26)が、2戦連発となる26号本塁打を放った。敵地でのヤンキース戦に「2番DH」で先発出場。1回1死、右腕キングのカーブを捉え、右翼スタンドへ放り込んだ。この日試合のないブルージェイズ・ゲレロに並び、再びメジャートップに立った。

自身にとってはヤンキースタジアム初安打が本塁打となり、打球速度117・2マイル(約188・6キロ)は通算73本の本塁打で最速。これまでの最速は今年5月5日、レンジャーズのデヘウスから放った117マイル(約188・3キロ)だった。強烈な一撃をニューヨークのファンに見せつけ、大きな歓声と拍手が上がった。

6月は11本目のアーチで、07年7月にヤンキース松井秀喜がマークした日本人選手の月間最多13本まであと2本。19年、20年の過去2シーズンで25本だった本塁打数を、今季開幕から3カ月足らずで超えた。

前日のレイズ戦では二塁打、三塁打、本塁打と3本の長打をマーク。4打数3安打3打点、今季11個目の盗塁も決め、球宴のファン投票DH部門で1次投票トップの実力を発揮した。

メジャー1年目以来、3年ぶりのヤンキースタジアムでのプレーで、先発メンバー発表の際には、控えめながら拍手で迎えられた。打撃好調をキープし、30日(同7月1日)にはヤンキースを相手に敵地で今季12度目の先発が予定されている。