第1シードのエンゼルス大谷翔平投手(27)が、ナショナルズのファン・ソト外野手(22)と激戦の末に第1ラウンド敗退となった。最終スコアは大谷の28本に対し、ソトの31本だった。

まずは時間制限3分間での対決。先攻のソトはボーナスタイム30秒を含め、22本の柵越えを放った。後攻の大谷は53スイング中、同じく22本の柵越えでタイブレークとなった。45秒の休憩中には「疲れた!あと何本?」と疲弊した表情ながら、笑顔を見せた。

1度目のタイブレークは1分間の制限時間で争い、ソトは6本塁打。後攻の大谷も6本で2度目のタイブレークが決まった。椅子に腰掛け、水を飲みながら疲れ果てた表情を見せた。

2度目のタイブレークでは3スイング勝負。ソトは3スイングで3本塁打を放った。大谷は失敗できない状況に追い込まれ、1球目を見逃し、2球目をスイング。これがゴロとなり、第1ラウンド敗退が決まった。

日本人初のホームランダービー出場で初優勝はならなかったが、対決後にソトと抱き合い、健闘をたたえ合った。

大谷が「1番DH」、特別ルールで先発マウンドにも上がるオールスターは、日本時間の14日午前8時30分に開始予定。