守備側の相次ぐミスで、センター前ヒットを放った打者が一気にホームへかえってくるというメジャーリーグとは思えない一幕があった。

レイズは2回に1死一、二塁のチャンスを作ると、ランディ・アロザレーナ外野手がセンター前へヒット。打球を処理した中堅手は本塁を諦めて三塁へ送球したが、これをホセ・ラミレス三塁手が取り損ねてボールはファウルグラウンドへ。

その隙をついて生還を狙った一塁走者を刺そうとしたラミレスだったが、今度は捕手への送球がワンバウンドの悪送球に。再びボールがファウルグラウンドに転がると、打者のアロザレーナもホームへ突入。バックアップの投手から捕手への送球もそれてアロザレーナまで生還することとなった。

この珍プレーなどで4点をリードしたレイズは、いったんは同点に追いつかれたものの、9回に崔志万一塁手の5号3ランなどで勝ち越し。連勝を4に伸ばしている。