複数の米大手メディアが8日、今オフのFA選手のランキングを発表し、MLB公式サイトでメジャー挑戦が報じられた広島の鈴木誠也外野手(27)が、各ランキングで上位に名を連ねた。

ESPNが発表したFAトップ50では17位にランクイン。年齢やパフォーマンス、各種スタッツが魅力的で、今オフのFA選手の契約金額ではトップ10に入る可能性があるとした。契約内容の予想は4年総額4800万ドル(約52億8000万円)。

米誌スポーツ・イラストレーテッドも鈴木を17位に位置付けた。今季は自己最多38本塁打を放ち、ここ3年の累計では四球数が三振数を上回っていることを紹介。「NPBの三振数はMLBに比べて低いが、18年以降の三振率16・4%は彼のようなパワーヒッターでは素晴らしい数字」と評した。獲得球団の予想ではアスレチックスを挙げている。

移籍サイト大手のMLBTRは鈴木を20位とし「正右翼手として出場でき、メジャーの中軸を打てる十分なパワーがある」と評価。契約内容は5年総額5500万ドル(約60億5000万ドル)と予想し、獲得球団の候補にフィリーズとレンジャーズを挙げている。

他の日本選手では、マリナーズからFAとなった菊池雄星投手(30)がMLBTRのランキングで34位にランクインし、2年総額2000万ドル(約22億円)で契約すると予想している。