NPBのDeNA、中日で活躍し、今季から北海道フロンティアリーグ士別サムライブレイズで監督兼選手を務めるトニ・ブランコ氏（41）の息子、トニ・ブランコジュニア外野手（16）がパイレーツと90万ドル（約9900万円）の契約で合意したと15日（日本時間16日）、MLB公式サイトが伝えた。

ブランコジュニアは右投げ右打ちで、身長198センチ、体重110キロ。父はNPBで最後にプレーした16年オリックスでは188センチ、102キロだったので、父を上回る体格の持ち主だ。15日に契約が解禁された国際FAランクでは11位に順位付けされている。同サイトでは「スイングスピードが速く、パワーがあり、将来的に40本以上の本塁打が期待できる。年齢の割に選球眼も優れている。守備は両翼もしくは一塁、DHとなりそう」と評価している。

父は日本で09年から中日、13、14年はDeNA、15、16年はオリックスでプレーし、通算750試合で725安打、181本塁打、542打点、打率2割7分2厘の成績を残した。09年に39本塁打、110打点で本塁打、打点の2冠。13年にも136打点で打点王を獲得した。メジャーでは05年にナショナルズで56試合に出場し、62打数11安打1本塁打7打点、打率1割7分7厘だった。