ニューヨーク・デーリーニューズ電子版は15日、ニューヨーク市の民間企業職員への新型コロナウイルスワクチン接種義務がヤンキースとメッツの選手にも適用されると報じた。ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(29)はワクチン未接種だと伝えられており、このままでは本拠地ヤンキースタジアムでプレーできない可能性が懸念されている。

ニューヨーク市の規定は、今後のコロナ禍の状況により緩和される可能性があるが、現在、同市ブルックリンに本拠地を持つNBAネッツのカイリー・アービングが宗教上の理由で接種していないため、ホームの試合に出場できない状態が続いている。

同紙の報道によると、ヤンキース打線の主力の複数がワクチン未接種だという。球団は市に対し、屋内スポーツと屋外スポーツの違いを考慮してもらえるよう働き掛けているという。4月7日(日本時間8日)の開幕までの解決を目指す見通し。

地元メディアによると、ジャッジはこの日の会見でワクチン接種の有無を問われ、回答をさけたという。

MLBは、新労使協定でワクチン未接種により試合に出場出来ない場合は、その分の報酬が払われず、メジャー登録日数も加算されないという規定を盛り込んだ。今季は、ブルージェイズの本拠地があるカナダ・トロントに遠征する場合、未接種では入国できず、試合に出場できない。