カブスのジェド・ホイヤー編成本部長が試合前、今季終了後にジェイソン・ヘイワード外野手(33)の契約を解除することを決めたと明らかにした。2016年から8年総額1億8400万ドル(約248億円)の大型契約を結んでおり、来季は2200万ドル(約29億7000万円)の契約が残っている。

10年にブレーブスでデビューしたヘイワードは、今季がメジャー13年目。通算打率2割5分7厘、159本塁打、641打点をマークし、球宴1度、右翼手としてゴールドグラブ賞に5度選出された。ここ2年は打撃が振るわず、今季はケガが続き、現在は右膝の炎症のため負傷者リスト入りしている。

鈴木誠也外野手(27)が加入した今季は右翼の定位置を明け渡し、デーゲームの日差しなどにより独特の難しさがある右翼の守備を鈴木に教えサポートすると話していた。同僚に慕われ、チームのまとめ役として存在感を発揮していた。

ホイヤー編成本部長は「素晴らしいチームプレーヤーであり、素晴らしい守備力の持ち主。素晴らしいリーダーでもあった。だが我々には来季恐らく、セイヤとハップという2人の両翼外野手がいる」と話した。