レンジャーズが15日(日本時間16日)、クリス・ウッドワード監督(46)を解任したと発表した。今季残りの試合はトニー・ビーズリー三塁コーチ(55)が監督代行を務める。

同球団は昨オフ、コリー・シーガー内野手(28)やマーカス・セミエン内野手(31)ら大物FA選手を次々に獲得し、総額5億ドル(約675億円)を超える資金で大型補強を行い、ア・リーグ西地区の優勝を目指した。しかし14日までの時点で51勝63敗と大きく負け越し、アストロズ、マリナーズに続く地区3位に沈んでいる。

ジョン・ダニエルス編成本部長は文書で「この数週間、緻密な協議を続けた結果、このような結論に至った。現在のチーム状況を考慮しただけでなく、これから継続的にポストシーズンに進出できる強いチームを作るために、リーダーを変える必要があると考えた」と声明を出した。

ウッドワード監督は2019年から監督に就任したが、ここまでのシーズンすべて負け越し。昨季は元日本ハムの有原航平投手(30)が加入したが、10試合で2勝4敗と振るわず、マイナーに降格した。

MLBでは今季、エンゼルスのマドン監督、フィリーズのジラルディ監督、ブルージェイズのモントーヨ監督が解任されており、これで4人目の監督解任となった。