レンジャーズの有原航平投手(30)が敵地でのツインズ戦に先発し、6回0/3を4安打無失点、無四球3三振の好投で今季初勝利を挙げた。白星は昨年4月19日のエンゼルス戦以来、489日ぶり。今季2試合で1勝1敗、防御率2・31を記録し、トニー・ビーズリー監督代行は「航平が流れを作った」と称賛した。

レンジャーズは有原の後を受けたテイラー・ハーン投手も3回を完璧に抑え、完封リレーで勝利。ビーズリー監督代行は「投手陣が際立っていた。航平が流れを作った。私は常々、投球こそが試合の肝だと言っているが、彼の投球で流れができた。航平のおかげで相手を寄せ付けずに済んだ。彼がマウンドに上がってうまくいかない場合は、攻撃陣が頑張ってもどうしようもない。彼のおかげでチームはチャンスを生かし、どんどん攻めることができたんだ」と、有原の投球が攻撃面にも大きな影響を与えたと語った。

有原は2020年オフにレンジャーズと2年620万ドル(約8億3700万円)で契約。1年目の昨季は5月に右肩手術を受け、9月に復帰するも打ち込まれて40人枠を外れマイナー降格。昨季は10試合で2勝4敗、防御率6・64。今季はマイナーで開幕を迎え、18試合(先発14)で3勝6敗、防御率4・88をマーク。前回16日のアスレチックス戦で今季初昇格し、6回途中3失点で黒星を喫していた。(AP)