米専門誌ベースボール・アメリカが27日、今季の最優秀新人を発表し、マリナーズのフリオ・ロドリゲス外野手(21)が選出された。

ロドリゲスは今春キャンプから球団会長兼特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(48)の熱心な指導を受けてきた秘蔵っ子で、開幕戦でメジャーデビュー。ここまで129試合に出場し打率2割8分、27本塁打、73打点、25盗塁をマークし、21年ぶりのポストシーズン進出が目前となっているチームに大きく貢献してきた。

同賞は1989年にスタートし、全米野球記者協会が選ぶ新人王とは違いア、ナ両リーグから1人だけが選出。これまで20年に殿堂入りした元ヤンキースのデレク・ジーター氏(48)、史上4人目の通算700本塁打を達成し今季限りで引退を表明しているカージナルスのアルバート・プホルス内野手(42)ら偉大な選手が選出されてきた。日本人選手では95年にドジャース野茂英雄投手、18年にエンゼルス大谷翔平投手(28)が選出されている。