米スポーツメディア「ブリーチャー・レポート」が30日、サイ・ヤング賞に2回選ばれるなどの実績を持つメッツのエース右腕ジェイコブ・デグロム投手について、同投手がFAとなった場合の新天地候補をランク付け。「表向きは全30球団が候補となり得る」として、ランキングには全球団の名前を並べたが、トップには現所属のメッツを挙げた。

デグロムは2014年のデビューからメッツ一筋で、オールスターは4回選出。32試合を投げて10勝9敗、防御率1・70を記録した18年と、その翌年にサイ・ヤング賞に輝いた。今季は11試合で5勝4敗、防御率3・08。

トップ5は1位からメッツ、ドジャース、パドレス、ジャイアンツ、ヤンキースという結果に。同記事は、メッツがトップの理由として「そもそも彼はメッツ以外のチームを知らない。過去にはあまりニューヨークを好きではないとのうわさもあったが、元同僚のザック・ウィーラー(投手、フィリーズ)はニューヨーク・ポスト紙のマイク・プーマ記者に対して『彼は幸せだ』と言っていた」と指摘し、また、メッツのスティーブ・コーエン氏がメジャー球団オーナーの中でも最も潤沢な資産を持っていることに触れ、資金面でも問題ないと指摘した。

3位のパドレスに関しては、「先発ローテでダルビッシュ有、ジョー・マスグローブ、ブレーク・スネルは契約が残っているが、ショーン・マナエナとマイク・クレビンジャー両投手はマーケットに出る」と指摘し、今季あと1歩のところでワールドシリーズ出場を逃したことから首脳陣が動く可能性がないとは言えないとした。