エンゼルス大谷翔平投手(28)が危機一髪、紙一重のタイミングで頭部へのすっぽ抜けボールをよけた。「3番DH」で出場したアスレチックス戦の1回2死、左腕ワルディチュクと対戦。2球目、抜けたチェンジアップが頭部へ向かってきた。瞬時に体を反転させ、死球を回避。ヒヤリとしたが、大谷はエ軍ベンチへ向けて手のひらで問題なしとばかりに合図を送った。

頭部付近への危険なボールにア軍の捕手ランゲリアーズは試合後「もちろん、当てるつもりなんてなかったけど、なんというか、面白い瞬間になった」と笑った。どうやら大谷からジョークを飛ばされたようで「はっきり覚えていないけど、『次は君だよ』みたいだったかな。僕はそれに『なんてこった、OK』って感じで。みんなが笑顔になったよ」と明かした。大谷は27日(日本時間28日)、ア軍との4戦目に登板予定。先んじて“お返し”を予告した冗談だったようだ。

この日は4打数1安打。6回無死一塁から一塁線を破る二塁打で好機を広げ、5点差から同点とするきっかけを作った。一度は1点勝ち越したが、9回に追いつかれて延長戦に突入。10回に4番手のバリアが3失点し、競り負けた。今季5勝18敗でア・リーグ西地区最下位のア軍を相手に痛い1敗。終盤で1点リードを守れず、ネビン監督は「がっかりするが、(起用する)選手たちには自信を持っている」と前を向いた。(アナハイム=斎藤庸裕)