「3番DH兼投手」で出場したエンゼルスの大谷翔平投手(28)が、“野球の神様”ベーブ・ルースの奪三振数を超えた。

米スポーティング・ニュースは、この快挙を「二刀流で成功した大谷のとんでもない性質をさらに明確にするもの」と表現している。

大谷は2回1死、ジェレミー・ペーニャ遊撃手からこの日2つ目の三振を奪ってメジャー通算502奪三振とし、ベーブ・ルースの501奪三振を上回った。その後も三振を5つ重ね、今季初黒星(4勝)は付いたものの、メジャー通算奪三振数を507に伸ばした。

大谷は前回登板のカージナルス戦で自己最多タイの13奪三振で、メジャー通算500奪三振を達成。これで投手で通算500奪三振と打者で100本塁打に到達し、メジャーではベーブ・ルース以来の快挙を達成していた。

スポーティング・ニュースのジェイコブ・カメンカー記者は、「大谷がつまり何を成し遂げたかというと、メジャー通算100本塁打以上を放ちながら最多の奪三振数を記録したということ」とし、「そもそも、統計的に多くの選手がこのグループに当てはまることはないが、これは投打の二刀流で成功した大谷のとんでもない性質をさらに明確にするもの。シンプルにまとめれば、彼は投打の両方で一流の選手だということだ」とコメントした。

そして、「大谷がとんでもない才能を持っていることは間違いないが、彼はその歴史的快挙達成をいとも簡単に成し遂げているように見せ続けている。このままキャリアを重ねれば、ルースの持つ二刀流記録をこれからも塗り替えていくことだろう」とした上で、大谷在籍中にまだエンゼルスがポストシーズンに進出していないことを引き合いに、「唯一の疑問は、果たして大谷がルースの持つプレーオフの記録を狙う機会を得られるかどうかということ」と締めくくった。

【動画】大谷翔平、ベーブ・ルースを超えるMLB通算502奪三振!