MLB公式サイトは25日(日本時間26日)、「2023年の信じられない記録10選」を発表し、エンゼルス大谷翔平投手(29)についての「故障に悩まされながらのWAR10・0」を9番目に選んだ。
WARとは「Wins Above Replacement」の頭文字を取ったデータ指標で、メジャーリーグではMVPの選出などで最重要視されている。「最低年俸クラスの代替選手と比べて、何勝分をチームにもたらしたか」という意味を持つ。大谷は米データサイト「ベースボールリファレンス」で投打合計で10に到達している(10・1)。
135試合での10以上は、フルタイムの投手を除くと、最も少ない試合数となった。これまでは2018年のベッツ(レッドソックス=WAR10・7)の136試合が最少だった。
大谷はチームの最後25試合を欠場する見込みとなっている。2度目のMVPを獲得した場合は、シーズン終了時に欠場を続ける試合数としては最多となる。19年にトラウト(エンゼルス)がシーズン最後の19試合を欠場していた。
他にブレーブスの長打率5割1厘、ロイス・ルイス(ツインズ)の満塁本塁打4本、パドレスの延長戦0勝12敗、トレー・ターナー(フィリーズ)の29連続盗塁成功、35歳カーショーがチーム最多イニング登板であることなどを挙げている。