ポストシーズンで今季100勝を挙げたチームが次々と敗退したためそのフォーマットに批判が上がる中、マンフレッド・コミッショナーが反論したと13日付の複数の米メディアが伝えた。

今季はブレーブスが両リーグ最多の104勝をマークしたのをはじめ、オリオールズが101勝、ドジャースが100勝をマーク。だが地区シリーズでブレーブスはフィリーズに1勝3敗、オリオールズはレンジャーズに0勝3敗、ドジャースはダイヤモンドバックスに0勝3敗であっけなく敗退した。

このため、レギュラーシーズン終了から3回戦制のワイルドカードシリーズをはさんで地区シリーズに入るポストシーズンのフォーマットに批判が上がった。有利になるはずの上位シードが、地区シリーズまで5日間空くことで逆に不利になっているとの指摘が出ている。

これについて同コミッショナーはESPNの取材に「新フォーマットを導入してからまだ2年目だ。複数の上位シードのチームが敗退したことは承知しているが、シリーズに入るまで5日間の間隔が空くこと以外に他の理由もあると思う」と反論。「まだ2年目だ。もう少し年月を重ねる必要があると思う。我々全員、可能な限り最高の戦いができることを望んでいる」と話した。