2025年レギュラーシーズンの数試合をパリで開催する計画に関し、米大リーグ機構(MLB)がキャンセルするという決定に至ったことが分かった。

MLBと選手会は2022年3月の労使協定でパリでの公式戦開催に合意。だが、匿名の関係者が16日に明かしたところによると、プロモーターが見つからなかったことから、計画を断念することになったという。

MLBは2019年にヤンキース-レッドソックスというカードでロンドンでの公式戦を初開催。今年6月にはカージナルス-カブスのカードで実施され、来年6月にもメッツとフィリーズがロンドンで試合を行う予定となっている。

なお、来年3月にはメジャーの公式戦が韓国ソウルで初開催。ドジャース-パドレスが開幕戦を戦う予定になっている。4月にはアストロズとロッキーズがメキシコシティで公式戦に臨む。

なお、前述の労使協定には2025年シーズンの開幕戦を東京で開催することや、26年にロンドンやメキシコシティなどで公式戦を開催する計画も盛り込まれている。(AP)