ドジャース大谷翔平投手(29)の通訳を務めていた水原一平氏(39)の違法賭博疑惑について、米国土安全保障局が捜査を行っていることを認めたと、27日までにESPNが伝えた。

水原氏は違法ブックメーカーで借金を抱え、大谷の口座から少なくとも450万ドル(約6億7500万円)が送金されたとされる。大谷サイドの弁護士は21日に「翔平が大規模な窃盗の被害に遭っていることが判明し、当局に問題を引き渡した」との声明を出した。

しかし被害届の提出先は明らかになっておらず、ESPNも「どの当局に連絡したかを大谷サイドに問い合わせたが、再び拒否された」とリポート。一方、金融犯罪を捜査する米国土安全保障捜査局(HSI)は「国土安全保障省捜査局ロサンゼルス支局とIRS犯罪捜査局ロサンゼルス支局が共同で連邦捜査を行っている」と回答し、すでに捜査を開始したと報じられている内国歳入庁(IRS)と共同で捜査を進めていることを明かした。だが、大谷サイドから同局に通報があったかは判明しておらず、ESPNは州や連邦の捜査機関を取材しても通報があったとの確認が取れないとした。