今秋ドラフト候補の大商大・吉持亮汰内野手(4年=広陵)が打率4割3分9厘で、初の首位打者を受賞した。

 この日は5打数無安打ながら、延長13回の第6打席は死球で出塁し、右手でガッツポーズ。試合中もチームメートの新谷承基主将(同=福知山成美)と激しい打率争いを演じていたことで「先頭で塁に出られたことと、あれで(首位打者が)確定したことがわかったので、両方のうれしさです」と試合後に明かした。その出塁からサヨナラ勝ちのホームインにつなげた。

 広陵(広島)時代は7番が主な打順で、大学でもシーズン3割台がほとんど。それだけに「打席でのタイミングの取り方などを細かく教えてくださった監督のおかげです」と何度も富山陽一監督(50)に感謝した。