九産大(福岡6大学)が昨年王者の東海大(首都大学)を倒し、2年連続で8強入りした。

 初回1死満塁から相手投手のボークで先制。さらに原園竜外野手(3年=沖縄尚学)原田拓夢(ひろむ)内野手(2年=長崎総合科学大付)の連続適時二塁打で3点を奪い、初回で4点を先制した。

 その後は東海大投手陣に完全に抑え込まれたが、自軍も先発の井手亮太郎(2年=九産大九州)から無失点リレー。最後は、前日8日の1回戦・仙台大(仙台6大学)戦で2安打16奪三振完封を演じた高良(たから)一輝(3年=興南)が締めた。2試合連続で強敵を倒した大久保哲也監督(52)は「取れても1点か2点と思っていました。1つでも多く試合をしたい」と選手の奮闘をねぎらった。