日本ハム矢野謙次外野手(34)が巨人から移籍後初本塁打を放った。1点を追う6回1死一、二塁の場面で、DeNA2番手の平田の初球を左翼席へ運ぶ決勝の逆転1号3ラン。「ヨッシャー!」と叫びながら、ダイヤモンドを1周。喜びを爆発させた。巨人時代の13年8月22日ヤクルト戦(神宮)以来の1発に「手応えはありました」と笑顔を見せた。

 チームがサヨナラ勝利した12日DeNA戦に続いて2度目のお立ち台にも上がった。冒頭では感極まった。「今まで(巨人時代)だったら、あそこの打席に立っていなかったと思うんですよね。絶対に代打を出されて代えられていたと思うんですよ。あそこで(打席に)行かせてもらえて、絶対に打ってやろうと。マジ気合入りました」。込み上げるものを我慢しながら振り返った。