プロ野球の快記録や珍記録を振り返る「データで見る2015年ペナント」。

 4連覇を逃した巨人はチーム打率がリーグ最低の2割4分3厘。本塁打も昨年の144本から98本に減り、こちらはリーグ4位に終わった。

 リーグ最低打率は06年以来だが、打率と本塁打の両方がBクラスは93年以来になる。阿部と長野の15本塁打が最多で、規定打席以上の最高打率が坂本の2割6分9厘。巨人で20本塁打以上が不在は60年以来となり、チームトップが15本は55年(与那嶺13本)以来の少なさ。

 規定打席に到達して打率2割7分以上が1人もいないのは、リーグ戦初年度の36年秋(林の2割6分7厘が最高)に次いで79年ぶり2度目だった。