西武岸孝之投手(31)が5回1安打無失点で、オープン戦最終登板を締めくくった。

 二塁を踏ませず、7三振を奪う好投だったが、本人は不満顔。「四球を簡単に出さず、粘ってゲームをつくれたのはよかったですが、出来としてはいまいちです。コントロールに自分の中で気に入らないものがあった」と細かい制球の乱れを反省点に挙げた。

 昨季はオープン戦ラスト登板で左脇腹を負傷。担うはずだった開幕投手を務められなかった。今季はここまで順調な調整を重ねており、「ケガなく終われたので、それで十分です」。

 自身の開幕戦は、開幕2カード目の王者ソフトバンクとの初戦(3月29日)。「1試合1試合、しっかり調整していきたい」と、表情を引き締めていた。