阪神ドラフト5位糸原健斗内野手(24=JX-ENEOS)【心=◎、技=◎、体=○】

 8日に行われた紅白戦で“鮮烈デビュー”を果たした。「紅組5番二塁」で先発出場し、左翼フェンス直撃の二塁打を放った。金本知憲監督(48)も「あれ(糸原)は実戦向きやね。下半身の使い方を覚えたら、しぶとさもあるし。引っ張れるし流せるし、ガッツもありそう。まだ遠慮しているところはあると思うけど、面白い存在だ」と絶賛した。

 練習後の取材で糸原は「カウント2ボールだったので、自分のポイントで打てるよう、積極的に打っていこうと思っていました」とはきはきとした受け答え。ルーキーイヤーでも物おじしている様子はなかった。

 キャンプ休日に行われたいちご狩りでは、他のルーキー2人を上回る数のいちごを食べた糸原。金本監督の言うように今よりも下半身が使えるようになれば、二塁競争を激しくする存在になるはずだ。【阪神担当=磯綾乃】