日本ハムのドラフト7位郡拓也捕手(18=帝京)が、プロ初実戦で鮮烈なデビューを飾った。

 18日、沖縄・国頭での紅白戦で、7回に代打で出場。いきなり中越え二塁打を放つと、1-1の9回2死一、二塁。「思い切っていこうと思っていた」と、3年目立田の直球を左中間へ運ぶ、サヨナラ3ラン。土壇場での劇的勝利の主役になった。この日は新人野手3選手が出場する中、頭一つ抜ける猛アピールに成功した。

 リクエストされると一発芸を披露出来る、強心臓の持ち主。杉谷ら、帝京の先輩のムードメーカーの血を受け継ぐ。春季キャンプは2軍主体の国頭組も、ハツラツとした姿で練習に取り組んできた。「ここから、逆にプレッシャーがかかってくる。その期待に応えられるようにしたい」。新戦力の活躍が、きらめいていた。【日本ハム担当 田中彩友美】