今日6日から、京セラドーム大阪でオリックスと阪神が「日本生命セ・パ交流戦」を戦う。

 交流戦6戦全勝のオリックスは、阪神戦を前に宮内オーナーが3連勝&糸井封じの“指令”を下した。「楽しみやね。3連勝? そりゃもちろんそうですよ」と力を込めた。5月の9連敗から盛り返して7連勝中。総帥の願いが実現すれば10連勝で一気に貯金生活に戻れるのだ。

 中でも糸井との対戦に注目。昨年まで在籍した選手だけに「(シーズン通して)彼に活躍してもらわないと困る」と親心に似た胸中を告白した。ただ直接対決なら話は別。「わがチーム相手に活躍してもらったら困るからね」と投手陣が虎打線を封じ込めることを期待した。

 3月の大阪・舞洲のファーム施設の竣工(しゅんこう)式では、阪神を引き合いにスピーチ。「私たちは大阪をフランチャイズとする唯一の球団。あちらさんは兵庫県ですから。そこをちゃんと分け隔てしていただきたい」と壇上から対抗心をのぞかせていた。

 福良監督は「相手がどこでも今のような戦い方ができていれば大丈夫」と自信を見せる。本拠地での戦いなら、左膝に不安を抱える主砲ロメロをDHで使え、攻撃力はアップする。糸井と日本ハム時代から同僚だった小谷野も「ヨッピ(糸井)だね。やるのは楽しみ。お互い励みになる」と心待ちの様子だった。【大池和幸】